災い転じて福となす？

先日、仕事中に、というかお客様先に向かう途中地下鉄の階段の上から落ちてしまいました。

段差の部分にヒールが引っかかってそのまま・・・。

痛いというより、火傷を負ったような激しい熱さは感じていたものの、

駅からお客様のところまでは徒歩20分ほど・・

そこで止まっていられないので、急いでお客様先に向かった。

お客様先では割と簡単に契約を頂けたのですが、台風接近の為なのか雲行きがあやしく、

「雨が降る前に急いで帰りなさいね」と社長さんに言われて

「はい！」と元気良く出たものの、歩くたびに足がじんじんして痛い。。

そうも言ってられず、駅まで走ったのですが、途中で豪雨が！！

最初は途中の木陰で雨宿りを試みたのですが、段々と激しくなる雨に対抗できず、

やむなく場所変更・・ところがどこも雨宿りができるようなところがなく、

仕方なくちょっと古ぼけたアパートの階段のスペースに滑り込んだ。

待つこと10分、一向に雨脚が弱まらない。。

しばらくして私の潜んでいるところ目掛けて車が入ってきた。

「ここに住んでる人かな。。」そう思うと、なんとなく気まずくてペコリとお辞儀だけした。

するとその車から降りてきた50代前後の男性が「雨宿り？」と聞いてくるので「はい。」と答えると、

その男性はいったんアパートの一室に入ったかと思うと、おもむろに傘を差し出し、

「傘貸してあげるから、雨が少しやんだら帰ればいいよ」と言ってくれた。

「え？あ、ありがとうございます・・」そんなやり取りをした気がする。

やったぁ！傘ゲット！！と思って雨が静かになるのを待ったのですが一向に静まる気配がなく・・

それからまた10分ほど雨宿りをしていました。

すると先ほどの一室から男性が出てきて、「良かったら中入るかい？」と聞いてきた・・。

「え・・いや、大丈夫です。ありがとうございます。」

「いやいや、ここ事務所だから・・外だと寒いだろう？」

はい。私、このときちょっと怪しい人かもと思ってしまってました・・が！

事務所？・・よく見ると、ここアパートではなく有限会社という名のオフィスだったようです。

この後、晴れても晴れなくても飛び込みするんだからここでお世話になろう★と瞬時に判断。笑

「それじゃあ少しだけお邪魔します・・すみません。。」

中に入ると大きな黒い椅子と、パソコンが2台にコピー機が2台・・

そして家の模型やら資料やらが大雑把に置いてあった。どうやら建築業を営んでいるらしい。

男性がタオルと毛布を借してくれた。

体中雨に打たれて実は結構な勢いで濡れていたみたい。。

そして足の怪我も・・忘れてたけど恐る恐る見てみると赤くはれ上がってた。。まずい・・・。


飛び込みをするときはこちらから話をふるけれど、この時は違った。

男性がどこから来たのかとか、どういう仕事をしてるのかと言った事を聞いてきてくれたので

それに答えながらというか、私もどうしたらこの人を自分のお客さんに出来るか考えながら会話をしていた。

結果、私のしている仕事に興味を持ってくださり、関係ないことではなさそうだと判断して下さったのか

名刺の交換をしてくれた。・・代表取締役社長・・ビンゴ！！

あとは強引にサービスの話をしてもいけないと思い、社長の家族の話だとか、

社長さんの仕事のことなどを聞いたりと他愛もない会話をした。

思いがけず楽しい時間を過ごしてしまった。

そうこうしている間に、会社からメールが来た。タイムオーバー。

お礼と、また連絡する旨を告げ、外に出るとすっかり晴れていた。

先ほどの会話で？社長さんが気をよくしてか

最寄の大きな駅まで送っていってくれると言って下さったので送って頂きました。


こんな冷たい東京で、こんな暖かい出会いがあるとは・・。

まだまだ捨てたもんじゃないね、この世の中は。

( ^Д^ 。)( -ｖ-。 )( ^Д^ 。)( -ｖ- 。)ウンウン


そうだ。足の怪我は3日間ほど腫れていましたが、今は腫れと赤みが消えて

両足とも大きな青あざになってます。ヾ(;´▽｀A``

早く治りますように・・★